是枝裕和監督の映画「万引き家族」が5月、第71回カンヌ国際映画祭で最高賞のパルムドールを受賞した。これ自体ビッグニュースとして報じられたが、是枝さんと映画は別の面でも話題となった。6月、林芳正文部科学相が祝意を示す考えを示し、これを是枝さんが断ったところ、「文化庁の助成金を利用したのに非礼だ」「日本をおとしめる作品」「反日的な内容」などと激しいバッシングが起きたのだ。是枝さんに一連の経緯を聞き、映画と公権力の関係や、不愉快な「反日」というレッテル張りが横行する日本の状況について考えた。【中川聡子/統合デジタル取材センター】
この記事は有料記事です。
残り6523文字(全文6788文字)
毎時01分更新
福岡市の商業施設で起きた女性刺殺事件で、鹿児島家裁が19日…
北海道から大阪に向かうピーチ・アビエーションの飛行機内で2…
入院拒否に「懲役」は、妥当なのか――? 政府は、感染症法な…