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渇筆技法など試行錯誤

 ☆秀作賞 漢字2類 澤田隆大さん(29)=熊本市南区白藤

     長年の努力が実を結んだ初受賞。「うれしさより、びっくりしたのが正直な感想です」と顔をほころばせた。

     幼稚園児の頃、講師として教えに来ていた書家の上原城花さんと出会って書道を始め、25年以上にわたり上原さんに師事してきた。熊本市の障害者支援施設に就職後は週に1、2回、夜勤明けや休日の短い時間に集中して書と向き合ってきた。

     受賞作の「無一物」は、書道歴の中で最も時間をかけた作品。半年間で1000枚近く練習し、3文字のバランスや墨量、かすれ字によって動きを出す渇筆の技法など試行錯誤を重ねた。今後も毎日筆を執るのは難しい環境が続くが「探求心を持ち、人を感動させる文字を書き続けたい」と力を込めた。【清水晃平】

    書の楽しさ伝えたい

     ☆秀作賞 漢字2類 山本真翠さん(62)=熊本県玉名市築地

     長年介護してきた実母を今年2月に亡くした。法要の準備などで多忙を極める中、時間を見つけては練習に励んだ。「母が受賞を後押ししてくれたのかな」と2014年以来3度目の秀作賞を喜ぶ。

     育児の合間の気分転換にと31歳で書道を習い始めた。「元々、字を書くのが好き」。その面白さに目覚め、書家の故徳永巣鶴(そうかく)氏に師事。1993年からは自宅に開設した書道教室で約40人の生徒と日々、書に取り組む。

     受賞した「暖日乱花気和風歓鳥聲」は春を書に表し、力強い線で冬の名残も表現した。今年は教室開設25年の節目の年。受賞を励みに「筆で奇麗な文字を書ける楽しさを多くの人に伝えたい」と意気込む。【城島勇人】

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