メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

フィリピン

大統領任期延長論 憲法改正案提出 再選禁止を撤廃

 【ジャカルタ武内彩】フィリピンの憲法委員会は9日、大統領の再選禁止を撤廃する内容を盛り込んだ憲法改正案をドゥテルテ大統領に提出した。現行憲法ではドゥテルテ氏の任期は2022年6月までだが、改正が実現すれば26年6月まで延びる可能性がある。麻薬犯罪に関わったとみられる容疑者を超法規的に殺害する「麻薬撲滅戦争」など、強権的な手法で知られるドゥテルテ氏だけに、進退時期を巡る議論が今後、活発化しそうだ。

     16年6月に大統領に就任したドゥテルテ氏は憲法改正を公約していた。改正案では連邦制導入後の地方政府と中央政府の権限などについて規定する一方、現在は1期6年の大統領任期にも言及。1期4年とした上で、連続2期まで認めるとしている。改正案は上下両院を通過した後、国民投票で賛否が問われることになる。

     現地メディアは、大統領の再選禁止撤廃の可能性について賛否両論を伝えている。ドゥテルテ氏は強権姿勢の一方で、実利を優先する外交手腕が評価されており、国民の間では依然として5割近い支持率を保っている。

     ドゥテルテ氏は6日に地元の南部ダバオ市で行った演説で、「私の任期は憲法改正案が成立するまでだ」と述べ、改正憲法下で2期目を目指すことはないと断言。ただ、これまでも周囲を惑わせる言動をしてきただけに、「再選不出馬」を翻す可能性はある。

     憲法委のプノ委員長は、憲法改正に関する国民投票を19年5月に予定される中間選挙に合わせ実施したい考えを示している。

     ただ、改正には過半数の賛成が必要で、それだけの国民の理解を得るには時間がかかりそうだ。

    関連記事

    毎日新聞のアカウント

    話題の記事

    アクセスランキング

    毎時01分更新

    1. 西日本豪雨 親が片付け中に子供預かるボランティアも
    2. 西日本豪雨 ボランティア、大阪の小6も大粒の汗 広島
    3. 京都 祇園祭 前祭の宵山迎え
    4. 西日本豪雨 し尿処理できず「水や食事我慢」 愛媛・大洲
    5. クックパッドニュース [裏ワザ]「袋入り味噌」を今すぐきれいに容器に移す方法

    編集部のオススメ記事

    のマークについて

    毎日新聞社は、東京2020大会のオフィシャルパートナーです

    [PR]