マヨラナ粒子

実証 同じ動き観測 京大グループ

  • ブックマーク
  • 保存
  • メール
  • 印刷
固体中で電子がマヨラナ粒子のようにふるまうイメージ=笠原裕一・京都大准教授提供
固体中で電子がマヨラナ粒子のようにふるまうイメージ=笠原裕一・京都大准教授提供

 80年以上前に存在が予言された幻の「マヨラナ粒子」が実際に存在することを世界で初めて実証したと、京都大などのグループが12日付の英科学誌ネイチャーに発表した。電気を通さない固体の中で、電子がマヨラナ粒子のようにふるまう現象を観測したという。将来的には量子コンピューターなどへの応用が期待される。

 マヨラナ粒子は、粒子とも反粒子とも区別のつかない「幻の粒子」と言われ、1937年にイタリアの物理学者、エッ…

この記事は有料記事です。

残り305文字(全文507文字)

あわせて読みたい

ニュース特集