メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

一から知りたい!キーワード

自画撮り ネット通じ言葉巧みに

自画撮り被害にあった人の数

 <くらしナビ おとなへステップ>

    自画撮り(じがどり)

     自分の裸(はだか)の画像をインターネットを通じて送ってしまう「自画撮り」の被(ひ)害(がい)にあう子どもが急増している。2017年の被害者は、統計を取り始めた12年の2・5倍に上った。ネット上で知り合った見ず知らずの他人に、言葉巧(たく)みにだまされる事例が目立っている。

     「タダで無料通信アプリ『LINE(ライン)』のスタンプをあげるよ」。15年10月、ネット掲(けい)示(じ)板(ばん)を見た10代の少女が「ほしい」と応じると、書(か)き込(こ)んだ男から「本人確認のため」として顔写真を求められた。少女が軽い気持ちで送ると、男はスタンプと引(ひ)き換(か)えに少女の裸の写真を要求した。少女は断ったが、「ネット上で顔写真をさらして悪口を書く」と繰(く)り返(かえ)し脅(おど)され、応じてしまった。警察は16年7月、男を児童買春・児童ポルノ禁止法違(い)反(はん)容疑で逮(たい)捕(ほ)した。

     警察庁のまとめでは、17年に摘(てき)発(はつ)した児童ポルノ事件のうち、自画撮りの被害者は4割にあたる515人。12年207人、13年270人、14年289人、15年376人、16年480人と毎年増えている。被害者の7割がスマートフォンを使ってツイッターやラインなどで相手と知り合っていた。

     内閣府の昨年の調査では、中学生の58%、高校生の96%がスマホを持っている。昨年の自画撮り被害の9割は中高生で、警察庁の担当者は「スマホやソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)の普(ふ)及(きゅう)で、画像の撮(さつ)影(えい)や送信が簡単にできることが影(えい)響(きょう)した」とみる。

     中高生に対し、同世代のふりをして学校名や氏名、悩(なや)みを聞き出し、「ばらすぞ」と脅して画像を要求する手口もある。ネット上では簡単に別人格になりすますことができるし、一度流出した画像は誰(だれ)でもコピーや保存ができ、すべて削(さく)除(じょ)するのは難しくなる。警察は「ネット上に名前や住所、顔写真など個人情報を載(の)せないで。ネットで知り合った人と安易に会わないで」と呼びかけている。【内橋寿明】=次回は8月9日に掲載

    関連記事

    毎日新聞のアカウント

    話題の記事

    アクセスランキング

    毎時01分更新

    1. 投資信託 家計保有額、30兆円以上も誤計上 日銀がミス
    2. 猛暑 世界でも異常な高温 米国で50度超え
    3. 猛暑 官房長官 小中学校エアコン設置の政府補助を検討
    4. あおり運転殺人 22歳砕かれた一歩「大好きなバイクで」
    5. オウム真理教 「こんなことになるとは」 井上元死刑囚、執行直前

    編集部のオススメ記事

    のマークについて

    毎日新聞社は、東京2020大会のオフィシャルパートナーです

    [PR]