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不正に陥らないために 研究倫理の教科書出版

 <ピックアップ>

     研究者や学生向けの研究倫理の教科書「科学者の研究倫理-化学・ライフサイエンスを中心に」(東京化学同人・1296円)が出版された。2014年のSTAP細胞論文問題など研究不正の具体例の分析も盛り込みながら、不正に陥らないための研究や発表の仕方、社会との関係性についても解説している。

     田中智之(さとし)・京都薬科大教授、安井裕之・同大教授、小出隆規・早稲田大教授の共著。3人は日本薬学会の年会で研究倫理をテーマにしたシンポジウムを企画したメンバーで、その際の議論が出版につながったという。

     望ましい研究のあり方▽化学・ライフサイエンスにおける研究活動▽研究成果の発表▽研究不正(ミスコンダクト)の実際とその背景▽社会との関係--の全5章。第5章ではオウム真理教による地下鉄サリン事件やデュアルユース問題(軍民両用性)も取り上げている。【須田桃子】

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