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化石

絶滅の海鳥「メガネウ」青森で発見 京大チーム発表

メガネウの生態復元(はく製からの想像図)=The new and heretofore unfigured species of the birds of North America
青森県の下北半島の尻屋地域で見つかったメガネウの化石とベーリング島のメガネウの化石、カワウの骨の形態比較。尻屋で見つかった化石はベーリング島のメガネウと特徴が一致している=国立科学博物館・米国自然史博物館所蔵標本、写真は京都大提供

 北太平洋にあるロシアのベーリング島固有種とされ、19世紀に絶滅した大型の海鳥「メガネウ」の化石が、青森県の約12万年前の地層から見つかったと京都大のチームが発表した。かつてベーリング島から青森県にかけて広く生息していたが、12万年前以降に生息域が縮小したか移動した可能性があるという。成果は12日、米学術誌「ザ・オーク:オルニトロジカル アドバンシーズ」電子版に掲載される。

 メガネウは18世紀にベーリング島で発見されたウの一種で体長は約1メートル。狩猟により19世紀に絶滅したとされる。同島以外では見つかっておらず、固有種と考えられていた。

 チームが1960年と87年に青森県下北半島の尻屋地域の後期更新世(約12万年前)の地層から見つかった化石を解析したところ、尺骨と上腕骨が接触する「肘頭窩(ちゅうとうか)」の形や大きさ、尺骨の太さが、ベーリング島のメガネウの骨格標本とほぼ一致していたという。

 渡辺順也・京大大学院理学研究科教務補佐員は「今回の発見により、ベーリング島で最初に発見された時点で生息域の大半を失っていたことが分かった。同島で生き残っていたのに人類がとどめを刺したのではないか。研究には古生物学の視座から種の歴史を探り、生物相保全のための基礎情報を提供する意義がある」としている。【菅沼舞】

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