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ロシアW杯

クロアチア執念、決勝へ 3試合連続延長制す

【クロアチア-イングランド】イングランドに勝利して喜ぶクロアチアのモドリッチ(右)、マンジュキッチ(左)ら=ロシア・モスクワのルジニキ競技場で2018年7月11日、長谷川直亮撮影

 ○クロアチア2-1イングランド●

     「バリアー(障壁)を破りたい」。くしくも両チームの監督がともに口にしていた願いを、実現させたのはクロアチアだった。

     延長後半4分。クロアチアにとって3試合連続のPK戦にもつれこみそうな空気をエースのマンジュキッチがうち破る。ピバリッチのクロスがイングランドの守備陣にはね返され、浮いたボールをペリシッチが頭で中央に送った。近いサイドに走り込んだマンジュキッチが左足で蹴り込み、リードを奪った。

     デンマークとロシアをPK戦の末に退け、たどりついた準決勝だった。疲労は否めず、序盤からパスがずれ、スピードが出ない。イングランドの攻勢に後手に回り、早々とセットプレーから先制を許した。ところが後半23分、ペリシッチのゴールで追いつくと、クロアチアの攻撃が活性化する。足が止まり始めたイングランドを運動量で上回り、シュートチャンスを築いた。ダリッチ監督は「誰も控えに回りたいと言わない。小さなけがはあるが、全員が試合に出たいと思っている」と選手の強い意欲を代弁した。

     終盤、マンジュキッチは何度もピッチに座り込み、最後はベンチに退いた。3試合続けて延長戦を戦い、初めて臨む決勝にはフランスが待ち構える。時間でいえばここまで相手より1試合分も多く戦った計算で、決勝までの間隔もフランスより1日短い。それでもマンジュキッチは「今の感情をうまく表現できない。クロアチア国民全員が後ろについている。このまま前に進みたい」。満身創痍(そうい)の状態でも、その執念は新たな壁も越える勢いだ。【大谷津統一】

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