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カワシンジュガイ

「地域の宝」子供らが守る 希少種の二枚貝採取 川改修工事で移植へ 岩泉・安家 /岩手

 岩泉町安家地区を流れる安家川で11日、生息する希少種の二枚貝、カワシンジュガイを地元の安家小中学校の児童生徒が採取した。2016年8月の台風10号による洪水で被害を受けたため県が河川改修を進めており、工事区域内の貝を区域外に移植するための採取。児童生徒らは地域の宝物に胸を張り、それをはぐくむ川をいつまでもきれいにと誓った。【鬼山親芳】

     採取したのは改修工事中の安家橋付近で、全校児童生徒ら13人が箱眼鏡を手に、川に入った。安全のため岸寄りで箱眼鏡をのぞき、大きいものだと穀の長さが10センチもある貝を次から次へと取った。採取した貝を数えると310個もあった。

     小学2年生の高舘颯也(そうや)さんは「35個ぐらいは取れて、わくわくした。もっと繁殖してほしい」と何度も貝を見ていた。

     カワシンジュガイは磯のシュウリガイに形が似ている。親から生まれた赤ちゃんはヤマメ(サクラマス)などのエラにくっついて成長。その後は砂利や砂の中に体をやや埋め、流れてくる餌を食べやすいように殻を少し開けて直立した状態で生息する。環境省のレッドリストは、近い将来に絶滅する危険性が高い絶滅危惧1B類に分類。町と下流の野田村も天然記念物に指定している。この日、取った貝は環境調査会社が工事区域外に移植した。

     改修工事は安家ほたる橋の下流から安家橋のやや上流までの延長2・7キロ。幅を広げ、護岸を巡らす。19年度までで、事業費は67億円。

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