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テニス

ウィンブルドン選手権 ケルバーVSセリーナ 女子決勝

準々決勝でジョコビッチに敗れた錦織=ロイター

 【ウィンブルドン浅妻博之】テニスの4大大会第3戦、ウィンブルドン選手権第10日は12日、ロンドン郊外のオールイングランド・クラブで女子シングルス準決勝があり、第11シードのアンゲリク・ケルバー(ドイツ)が、第12シードのエレナ・オスタペンコ(ラトビア)に6-3、6-3でストレート勝ちし、準優勝した2016年以来、2年ぶりに決勝へ進んだ。2年ぶりの優勝を目指す第25シードのセリーナ・ウィリアムズ(米国)は第13シードのユリア・ゲルゲス(ドイツ)に6-2、6-4で快勝。14日の決勝は16年と同じカードとなった。

    ナダル4強

     第9日は11日、男子シングルス準々決勝があり、第24シードの錦織圭(日清食品)は第12シードのノバク・ジョコビッチ(セルビア)に3-6、6-3、2-6、2-6で敗れ、同種目の日本選手では1933年の佐藤次郎以来となる85年ぶりの4強進出はならなかった。

     第1シードのロジャー・フェデラー(スイス)は、昨年の全米オープン準優勝で第8シードのケビン・アンダーソン(南アフリカ)に6-2、7-6、5-7、4-6、11-13で逆転負けし、2連覇を逃した。アンダーソンは、第9シードのジョン・イスナー(米国)とともに初の4強入り。第2シードのラファエル・ナダル(スペイン)は、7年ぶりの準決勝進出。13日の準決勝は、アンダーソン-イスナー、ジョコビッチ-ナダルの組み合わせ。

    錦織、ジョコの壁厚く 13連敗 芝への自信は収穫

     ジョコビッチとの準々決勝を終えた錦織は、もどかしさを抱えつつ充実感も漂わせた。「ベスト8は(4大大会で)当たり前というか、そんなに思いはない。芝で自分のテニスを見つけ出せたことが大きな収穫だった」

     芝は他のコートに比べて体のバランスを保つのが難しいが、ジョコビッチは厳しい体勢からでも切れのあるショットをライン際に打ち返してきた。錦織は前後左右に振られても粘り強くラリーで応戦し、手応えをつかんだ。

     ただ、一瞬で流れが変わる勝負の厳しさも思い知らされた。第2セットで追いついて迎えた第3セット、第5ゲーム。40-0とブレークチャンスを迎えたが、2度のジュースの末にジョコビッチにキープされた。第6ゲームでは逆にブレークを許した。

     結局、このセットを奪われ、失った流れを取り戻せなかった。「精神力をかなり使うので、崩し方はどの選手よりも難しい」と評したジョコビッチには、これで13連敗。苦手意識を打ち消すことはできなかった。

     昨季は右手首の故障でシーズン後半を休養。今大会も右肘を痛めて試合中に痛み止めの薬を飲むなど万全ではなかった。しかし、下半身中心のトレーニングを重ねたことで、「打ち合いで我慢できるようになった」という。高速サーブを持つ相手にも、ラリー戦でポイントを奪えるようになり、芝でも持ち味を発揮した。

     初出場から10年の節目にベスト16の壁を越え、苦手意識のあった芝で自信を取り戻した錦織。「この自信は落とさずやりたい」。8月末に開幕する全米オープンに向け、期待の持てる戦いぶりだった。【浅妻博之】

    3年ぶり頂点へ闘志

    錦織を降したジョコビッチ=AP

     ○…ジョコビッチは、縦横無尽に走り回る抜群のフットワークで錦織に鉄壁の守備を破らせず、「第3セットの途中からギアを上げ、うまく試合を終わらせることができた」と満足そうだった。昨年は右肘のけがで準々決勝を途中棄権し、治療に専念するためにシーズン後半を欠場。1月の全豪オープン出場後に手術へ踏み切った。けがを乗り越えてウィンブルドンに戻り、「ここで止まりたくはない」。3年ぶりの頂点へ、並々ならぬ闘志を燃やしている。

    フェデラー、押し負ける

    4強進出を逃したフェデラー=AP

     芝の王者が「ビッグサーバー」の勢いにのみこまれた。過去4戦して1セットも落としたことのなかった相手に不覚を取ったフェデラーは「チャンスがあっただけに残念。サーブが速く、球も重かった」と完敗を認めた。

     第1セットは2度のブレークに成功して先取。タイブレークにもつれた第2セットもしぶとく奪った。しかし、落ち着きを取り戻して積極的に攻め始めたアンダーソンのサーブの精度が上がると、フェデラーはコースを読めずに対応をしきれなくなった。最終セットは11-11から押し切られ、4時間14分の熱戦に終止符が打たれた。

     この日は2015年の準々決勝以来となる1番コートでの試合となった。長年トップレベルを保ってきたフェデラーがセンターコート以外で試合をするのは、実に3年ぶりだった。慣れないコートでの影響を問われると、「関係ない。自分の問題だった」と否定した。「調子が悪かったのか、敗因はよく分からないが、100%ではなかった」。ウィンブルドンで歴代最多8回の優勝を誇る英雄は、最後まで無念そうだった。【浅妻博之】


     ▽女子シングルス準決勝

    ケルバー     6-3 オスタペンコ

    (ドイツ)    6-3 (ラトビア)

    S・ウィリアムズ 6-2 ゲルゲス

    (米国)     6-4 (ドイツ)

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