- ツイート
- みんなのツイートを見る
- シェア
- ブックマーク
- 保存
- メール
- リンク
- 印刷
広島県は12日、豪雨により広い範囲で土砂崩れが起きた広島県坂町で、土砂をせき止めるための砂防ダムが決壊したと発表した。壁など大部分が崩壊しており、県は「想定以上の土砂が流入したため」としている。国土交通省によると、砂防ダムの大規模な決壊は異例という。
県によると、決壊したダムは1950年に石を積み上げる工法で建設。坂町を流れる天地川の上流にあり、高さ約11メートル、幅約50メートル、厚さ約2メートル。県が8日、壁など大半が崩れているのを確認。6日夜の土石流で決壊し、流れたとみられる。
県が実施する5年に1度の目視点検では、異常はなかったという。県は「ダム1基体制では不十分」として約150メートル上流に新たなダム(高さ約12メートル、幅約64メートル、厚さ約3メートル)を建設中だったが、「2基ダムがあったとしても今回の規模の土砂に耐えられたかどうか分からない」としている。
この記事は有料記事です。
残り305文字(全文696文字)