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西日本豪雨

砂の中、母が残した一輪 倉敷・真備

平松房子さんが大事にしていた庭を見つめる長男頼雄さん。泥にまみれていたが、一輪だけ花が残っていた=岡山県倉敷市真備町有井で2018年7月11日午後4時42分、林田奈々撮影

 地区の3割が水没した岡山県倉敷市真備(まび)町。家が濁流にのまれて犠牲になった平松房子さん(87)は、花や野菜を育てるのが好きだった。庭の花壇も流されたが、淡いピンクの花が一輪残っていた。「いい色だな」。長男頼雄さん(65)は、水が引いた母の家を訪れ、笑顔を見せた。

 1人暮らしをしていた房子さんは、大きく実った野菜を抱えては、300メートルほど離れた頼雄さんの家に届けるのを楽しみにしてくれてい…

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