TBS系連続ドラマ

「この世界の片隅に」 広島・呉の古民家移築しセットに 漫画実写化「時代の空気」伝える

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呉から移築した古民家とその脇の小道(左端)について説明する永田さん=横浜市青葉区で、井上知大撮影
呉から移築した古民家とその脇の小道(左端)について説明する永田さん=横浜市青葉区で、井上知大撮影

 15日に始まるTBS系連続ドラマ「この世界の片隅に」(日曜午後9時)は戦時下の普通の人々の暮らしを描いた、こうの史代の同名漫画が原作。実写化するに当たり、当時の空気感を伝えようと、同局は舞台となる広島県呉市内で戦前から建っていた家屋を横浜市内のスタジオに移築し撮影している。【井上知大】

 ドラマは太平洋戦争中の広島県が舞台。広島市から呉市に18歳で嫁いだ主人公、すずの日常と、戦争の激化で生活が崩れていく様子を描く。同県内でのロケもあるが、嫁ぎ先の北條家やその周辺の場面は、横浜市青葉区の緑山スタジオに作られた屋外セット(約1650平方メートル)で撮影している。

 「本物は違うでしょ」。美術デザイナーの永田周太郎さん(47)はちょっぴり誇らしげに話すと、北條家のセットとして使っている移築した家屋(約130平方メートル)を案内してくれた。1926(大正15)年の建築で、はりや柱はほとんど当時のままだ。天井は低く、夏でもひんやりと涼しい。「本物の古民家だと、画面から感じるリアルさがまるで違う」と語る。

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