連載

わたしの90年代

毎日新聞デジタルの「わたしの90年代」ページです。最新のニュース、記事をまとめています。

連載一覧

わたしの90年代

オウム真理教事件×僧侶・松本紹圭さん 「宗教」「組織」あり方の教戒 閉鎖的集団が「おかしなこと」

  • ブックマーク
  • 保存
  • メール
  • 印刷
オウム真理教の事件について振り返る僧侶の松本紹圭さん=花澤茂人撮影
オウム真理教の事件について振り返る僧侶の松本紹圭さん=花澤茂人撮影

 日本の中枢で発生した地下鉄サリン事件(1995年3月)など、オウム真理教による一連の事件は社会に大きな衝撃を与えた。新聞やテレビではカルト教団の異常性がクローズアップされ、「宗教」そのものへの忌避感も広がった。教団元代表の松本智津夫(麻原彰晃)元死刑囚らの死刑執行で事件が顧みられる中、宗教者はどう振り返るのか。事件をきっかけに僧侶となった「未来の住職塾」塾長、松本紹圭さん(39)に聞いた。【花澤茂人】

 「祖父が住職を務める寺が近所にあったこともあり、幼い頃から宗教は身近だった」という松本さん。人の死とかかわる祖父の生き方に関心を持ち仏教書をひもとき始めた中学生のころ、オウム真理教の存在を知った。奇妙な風貌の「教祖様」、妙に耳に残る歌を歌いながら選挙活動をする信者たち。事件が表面化する前だったが「どう考えてもおかしなことを、集団としてやってしまう人たちが不気味だった」と振り返る。

この記事は有料記事です。

残り1639文字(全文2034文字)

あわせて読みたい

マイページでフォローする

この記事の特集・連載
すべて見る

ニュース特集