金沢市

鎌倉期の人骨出土 全国2例目 曲げ物の棺で埋葬

  • ブックマーク
  • メール
  • 印刷
曲げ物の棺に人骨が埋葬されていた墓=金沢市千田町で2018年7月13日午前10時33分、久木田照子撮影
曲げ物の棺に人骨が埋葬されていた墓=金沢市千田町で2018年7月13日午前10時33分、久木田照子撮影

 金沢市は12日、同市千田町の千田北遺跡で、薄い板を円筒形に丸めた曲(ま)げ物(もの)の棺(ひつぎ)に座った姿勢で埋葬された13世紀後半~14世紀初頭(鎌倉時代)の人骨が見つかったと発表した。曲げ物は現在も弁当箱などに使われており、市によると棺としての使用は全国2例目で鎌倉時代では初。市は「埋葬方法の多様化を示す貴重な例」としている。

 千田北遺跡では弥生時代以降の土器や遺構が見つかり、中世の掘っ立て柱建物跡や井戸も確認されている。曲げ物の棺は、道路建設工事に伴う発掘調査で今年6月に出土。直径60~70センチ、高さ約40センチで、薄い板を筒状に丸め、端はテープ状の樹皮で留めてあった。底に薄板を敷き、本来の底板をふたに転用。その上に食事台「折敷(おしき)」を置き、土師器(はじき)皿と漆器椀(わん)を並べたとみられ、葬送儀礼が行われ…

この記事は有料記事です。

残り325文字(全文693文字)

あわせて読みたい

注目の特集