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今週の本棚

川本三郎・評 『宝島』=真藤順丈・著

 (講談社・1998円)

怒りと悲しみがまっすぐに語られる

 沖縄の現代史を描きながら壮大なエンターテインメントに仕立てあげた作者の力業に感嘆する。文章は荒っぽいが、それがここでは欠点にならない。沖縄が置かれてきた不当な状況への怒りと悲しみがまっすぐに語られるのだから。

 戦後の混乱がまだ続く一九五二年から沖縄返還の一九七二年まで。若者たちが、子供たちが、女たちが一気に駆け抜ける。

 いきなり「戦果アギヤー」が登場する。「戦果を上げる者」の意。米軍基地や倉庫に侵入し、物資を奪ってく…

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