連載

欧州ニュースアラカルト

ブリュッセル支局の八田浩輔特派員が、国際ニュースの速い流れに埋もれてしまいがちな欧州の話題を分野問わず取り上げます。

連載一覧

欧州ニュースアラカルト

世界初 3Dプリンターで架かる橋

  • ブックマーク
  • メール
  • 印刷
上部から見た橋の主要部分。流れるようなデザインが特徴だ。架設時には底板が取りつけられる=MX3D提供
上部から見た橋の主要部分。流れるようなデザインが特徴だ。架設時には底板が取りつけられる=MX3D提供

 オランダの首都アムステルダム中心部の運河に、3Dプリンターで造られたステンレス製の橋を架ける世界で初めての計画が進んでいる。地元のスタートアップ企業「MX3D」が中心となり、デザイン事務所や橋りょうメーカー、ソフト会社など国内外から20の事業者と大学、アムステルダム市が参加する共同プロジェクトだ。

 MX3Dのプリンターは、製造業の現場で使われている人間の腕(アーム)のような形の産業ロボットの先端に溶接機のノズルに似た専用機器を取り付けた。動くアーム部分の先から高温のステンレスが1時間に1~3キログラムのスピードで「出力」され、空中に絵を描くように少しずつ層を重ねる。

 橋は今年4月、造船所を改築したアムステルダムの工房で全長約12メートルの主要部分が完成した。4台のロボットで約4.5トンのステンレスを6カ月かけて「印刷」した。現在は強度テストを続けている。

この記事は有料記事です。

残り1398文字(全文1781文字)

あわせて読みたい

この記事の特集・連載
すべて見る
この記事の筆者
すべて見る

注目の特集