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<くらしナビ ライフスタイル>
結婚や出産の後に再び働きたくても、以前のようにやりがいのある仕事を、どう見つければいいか分からない--。そんな時に企業との橋渡しをする「ママドラフト会議」をご存じだろうか。
●「完璧」アピール
「社会に必要とされ続けたい」「必ず良い仕事でお応えします」
6月、東京都中央区。この日のママドラフト会議の対象になったのは6人の女性だ。約40人の経営者や採用担当者が見守る中、1人ずつ登壇して4分間のスピーチに挑む。かつて社内外で表彰された実績、妊娠・子育て中に勉強して取得した資格……。身ぶり手ぶりを交えながら、自分の長所をアピールしていく。質疑応答の後、「いつか一緒に働きたい」と判断した企業が「いいね!」の四角い札を掲げると、ママたちの笑顔があふれた。
カナダ人の夫、6歳の長女と3人で暮らす川崎裕子さん(42)=埼玉県草加市=は地方公務員歴18年。夫の職場が遠く、出産後に復職して平日は別々に暮らしてきたが、同居のため仕事を断念した。英語が得意で通訳や国際交流の経験があることや、正確さが求められる行政事務をこなして「完璧さん」と呼ばれていたエピソードなどを披露。「自分の血が騒ぐほど、細かな事務をしたい」。そう打ち明けて会場を和ませ、グランプリに選…
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