大岡信さん

恋への恐れ 19歳の未発表詩、自宅で発見 いけない、いけない、笑みかけては。

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大岡さんの詩「暗い窓から」=静岡県裾野市の大岡さんの自宅で2018年7月11日、大井浩一撮影
大岡さんの詩「暗い窓から」=静岡県裾野市の大岡さんの自宅で2018年7月11日、大井浩一撮影

 昨年4月に86歳で死去した文化勲章受章者で戦後を代表する詩人、大岡信さんの未発表の詩が、静岡県裾野市の自宅で見つかった。「暗い窓から」と題した散文詩で、旧制第一高校在学中の1950年2月に創作されたとみられる。妻の劇作家、深瀬サキさん(87)=本名・大岡かね子=との恋愛をうたったもので、専門家は「ナイーブな感情を直接的に吐露している。大岡さんが深瀬さんにささげた最も初期の作品で、一編の詩として優れている」と驚いている。【大井浩一】

 表紙に「エチュード(ポエジー)」(習作・詩の意)とフランス語で記された大学ノートに、万年筆で書かれていた。五十数編の詩がつづられ、推敲(すいこう)の跡もあるノートの存在自体は知られていたが、今年に入って深瀬さんが資料を整理する中で全詩集(2002年刊)にも収録されていない詩に気づいた。

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