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プラスチック危機

海流入、50年までに魚の総重量超え?

ごみで埋まった水路でプラスチックごみをより分けている男性。ごみはガンジス川を経由してインド洋へ流れる=ニューデリーのタイムール・ナガル地区で2018年6月12日、松井聡撮影

 安価で丈夫なプラスチックは多くの製品に用いられ、20世紀半ば以降の暮らしを大きく変えた。2050年までに海に流入するプラスチックごみの総重量が、世界の海に生息する魚の総重量を超えるとの予測もあり、分解されずたまり続ける大量の廃プラスチックの問題が今、世界で懸念されている。16日は海の日。「便利さ」追求の陰で広がる「危機」を現場から考える。【ニューデリー松井聡、ムルシア(スペイン南東部)で八田浩輔】

 気温40度超、熱風とともに腐敗臭がプラスチックごみの「川」から吹き上げた。雨期目前のインドの首都ニューデリー。不法移民の多い貧困地域タイムール・ナガル地区にあるその「川」は元々は水路だが、ビニール袋やストローなどが人の背丈ほども積み上がり、加えて残飯も辺りを覆う。

 地元NGOなどによると、ごみの3分の1はこの地区から出たものだが、3分の2はペットボトルなどを換金するため住民が地区外から持ち込んだもの。カネにならないビニール袋などが際限なくたまっていく。「食べていくのに精いっぱい。環境のことなんて気にしていられない」。ペットボトル探しをする不法移民のブドゥさん(39)は言った。

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