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城下町として栄えた歴史のある壬生町が、かつて存在した壬生城のシンボルである「大手門」を仮想現実(VR=バーチャル・リアリティー)技術で復元した。頭に装着する専用のヘッドセットを使うと、目の前に門が当時の姿を現す仕組みだ。町は今後、町の歴史民俗資料館や町歩きツアーなどで活用し、歴史をPRする。
壬生城は戦国時代の15世紀後半に壬生氏が築いた。大手門は1694(元禄7)年に当時の城主、松平輝貞が城を大改修した際に造られたとされる。場所は、現在の足利銀行壬生支店(同町中央町)の駐車場付近になるという。
特徴は、屋根の両端に鬼瓦が置かれた2階建ての櫓(やぐら)門、そして門の外側にある敵の襲来に備えて土塁で囲んだ半円形の「丸馬出(うまだし)」と呼ばれる区画。江戸末期の記録「壬生領史略」には「誰もが足を止めて眺めていた」と記されており、城のシンボルだったとみられている。
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