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プラスチック危機

プラスチックごみの海洋汚染 危機感ない日本政府=論説委員・鴨志田公男

荒川の土手に散乱するプラスチックごみ=高田秀重・東京農工大教授提供

 新たな地球環境問題として、プラスチックごみによる海洋汚染が注目を集めている。欧州やアフリカでは使い捨てプラスチックの規制が進み始めた。周囲を海に囲まれ、さまざまな恵みを受けている日本は率先して対策の先頭に立つべきなのに、政府の動きは鈍く、危機感が感じられない。

 環境NPO「荒川クリーンエイド・フォーラム」事務局の藤森夏幸さん(27)の案内で先月、東京湾に注ぐ荒川の河口から上流約3キロ地点を訪ねた。護岸近くはヨシが茂り、オオヨシキリのさえずりがにぎやかだ。

 だが、ヨシの根元に目を向けると、赤や緑など色とりどりのプラスチックの破片が散乱していた。注射器やペンもある。その間をベンケイガニが歩いて行く。水位が上がれば、これらの一部は海に流れ込んでしまうはずだ。

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