特集

第79期名人戦

渡辺明名人に斎藤慎太郎八段が初挑戦する第79期名人戦を特集します。棋譜中継は「棋譜・対局結果」からご覧いただけます。

特集一覧

将棋

第77期名人戦A級順位戦 豊島将之八段-稲葉陽八段 第1局の3

  • はてなブックマーク
  • メール
  • 印刷

豊島、作戦勝ち

 熟考して突き出された図の[先]6六歩は、譜の通り[後]同角とタダで取られる。豊島は[先]6七銀と立って角を追い、[先]8九飛~[先]5七角と構えた。6筋の歩は無い方がよいと考えたのだろうか。

 [先]6六歩では[先]5七銀が自然である。豊島も当然そう考えた。ところが読みを深めるうちに、気になる筋が脳裏をよぎった。[先]5七銀[後]1五歩[先]6六銀[後]2二飛[先]2七歩[後]1六歩[先]同歩[後]1七歩(参考図)の端攻めである。以下[先]同香に[後]4四角[先]2八金[後]1七角成[先]同金[後]1六香!

 豊島は「99%攻めてはこない」と考えつつも、強襲を回避する本譜を選んだ。大事を取ったのだ。その胸中には「落手さえ指さなければ作戦勝ちになる」との思いがあっただろう。

この記事は有料記事です。

残り365文字(全文711文字)

【第79期名人戦】

時系列で見る

次に読みたい

あわせて読みたい

注目の特集