SUNDAY LIBRARY

岡崎 武志・評『やっぱ志ん生だな!』『蜜蜂』ほか

  • はてなブックマーク
  • メール
  • 印刷

今週の新刊

◆『やっぱ志ん生だな!』ビートたけし・著(フィルムアート社/税別1400円)

 ビートたけしが「うーん」と唸(うな)って間(ま)を取ったり、甲高い声で「しょうがねえな」と言う時、古今亭志ん生に似ていると、かねてより思っていた。『やっぱ志ん生だな!』を読むとやはりそうで、その多大な影響を明かしている。

 飛び抜けた発想、ナンセンスの極み、マクラの面白さなど、いかに志ん生の落語が優れていたかを、個々に具体例を挙げながら本書で語る。「言葉遊びのセンスはぜんぜん古くならないんだよな」というあたり、自身の芸でもその点を意識していると分かるのだ。

この記事は有料記事です。

残り1554文字(全文1827文字)

あわせて読みたい

注目の特集