- ツイート
- みんなのツイートを見る
- シェア
- ブックマーク
- 保存
- メール
- リンク
- 印刷
一度は封印した画家に再び興味を惹かれてしまった
◆『ゴッホのあしあと 日本に憧れ続けた画家の生涯』原田マハ・著(幻冬舎新書/税別760円)
子供の頃から思っていた。良い小説を読んだ時は、こころにひたひたと感動が訪れる。良い絵を見た時は、ドカンと頭を叩(たた)かれたような気がする。「ひたひた」と「ドカン」の違いはどこにあるのだろうと。
多分、絵の方が速攻で直接的だ。小説はいつまでも後を引く、文章を何度も胸の中で転がす。絵には、そんな余裕はもらえない。いきなり神経を刺激される。
この記事は有料記事です。
残り1245文字(全文1483文字)