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ウクレレ抱え、韓国はソウルでゴキゲンに暮らす風変わりな日本人がいる。春日ハチ博文さん。かつてカルメン・マキ&OZやRCサクセションで活躍した伝説のミュージシャンだ。そんな彼がなぜ隣国にほれこんだのか? 64歳にして初の日本ソロデビューCD「独りの唄」を出し、帰国ツアー中のハチさんにインタビューした。【鈴木琢磨】
夜の東京・下北沢。ライブハウスに長い白髪を束ね、ひょろりと背の高い男がウクレレをポロポロつまびき、入ってきた。ハチさんだ。うわさには聞いていた。いつだったか、ソウルでタクシーに乗ったら、♪チャンサハジャ、チャンサハジャ……ラジオから妙に耳につくコミックソングが流れてくる。商売しようという意味だが、ま、いろいろあるけど、張りのある1日を終え、マッコリ1瓶で笑おうよみたいな感じ。運転手さんが教えてく…
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