宮津灯籠流し花火大会

あなたの思い、夜空に 実行委が協賛者募集 /京都

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灯籠が浮かぶ宮津湾にメッセージを添えて打ち上がる花火。あなたの参加を募っている=京都府宮津市で、安部拓輝撮影
灯籠が浮かぶ宮津湾にメッセージを添えて打ち上がる花火。あなたの参加を募っている=京都府宮津市で、安部拓輝撮影

 夜空に咲かせてあなたの花火--。宮津市で8月16日に催される宮津灯籠(とうろう)流し花火大会では、来場者がメッセージ付きの花火を打ち上げることができる。大正時代にお盆の送り火と花火大会が一体化した歴史があるのだ。琵琶湖や大阪の花火大会ほどの規模ではないが、見る人の思いが夜空に打ち上がるのは日本らしい風情がある。実行委は20日まで花火の協賛者を募っている。【安部拓輝】

 宮津の灯籠流しは江戸時代から続くとされる。お盆に迎えた亡き人を海の向こうの世界にかえす送り火の意味がある。1924(大正13)年には花火の打ち上げも加わり、亡き人の親族が「おばあちゃん天国で見ていてね」というメッセージを寄せてドドーンと打ち上げるようになった。孫の誕生や快気祝い、結婚を記念して一発というケースも増え、大阪などから毎年打ち上げに訪れる人もいて、企業の協賛と並ぶほどに豪華な花火が上が…

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