西日本豪雨に伴う土砂災害が31道府県で863件起き、死者は99人で行方不明者が2人いることが、国土交通省のまとめで明らかになった。2014年8月に広島市で発生した土砂災害の死者数77人(災害関連死含む)を上回り、平成最悪となった。土砂災害による死者数は、全体の半数近くを占めている。
17日午後1時現在、山の土砂や岩が雨と一緒に流れ出す「土石流」が275件(死者64人)▽急斜面が崩れ落ちる「崖崩れ」が551件(35人)▽地下水などの影響で斜面の一部がそのままずり落ちる「地滑り」が37件(0人)--となっている。
広島県は今回の豪雨でも土砂災害が248件起き、68人が亡くなるなど全国で最も被害が出た。内訳は土石流189件(59人)と崖崩れ58件(9人)、地滑り1件(0人)。その他は、愛媛63件(17人)▽京都19件(3人)▽兵庫58件(1人)▽岡山37件(3人)▽山口60件(3人)▽福岡57件(2人)--など。土砂災害で100人以上の死者・行方不明者が出たのは、220人に上った長崎大水害(1982年)以来…
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