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経済観測

守りの農業を選ぶ若者たち=農業ジャーナリスト・青山浩子

 今年5月末に発表された「平成29年度食料・農業・農村白書」は、2000人弱の若手農業者へのアンケート結果を掲載している。ここから見えてくるものは、堅実な考えを持つ農業者像だ。

 日本の農業のあり方に対し、「海外にも目を向けるべきだ」(35・1%)より「国内で国産シェアの回復をめざすべきだ」(48・7%)が多い。今後伸ばしたい販売先は、「消費者への直販」が約57%で、中外食業者や直売所(ともに25%弱)を引き離している。高齢化に伴う生産力の低下を背景に、国内市場の確保が最優先で、直販を通じ、消費者ニーズを把握したいという現実的な考え方が垣間見える。

 農業の魅力を問うと、「もうけの可能性の大きさ」より、「裁量や時間の自由度が大きい」「自然や動物相手の仕事」「地域とのつながり」を上位に挙げる。若手全体の考えを反映したものではないと農水省は説明するが、筆者が取材で出会う若手農業者とも重なる。経営として成り立つ農業に目を配りつつ、家族との時間を大切にし、地域活動にも積極的に参加している。

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