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舞台評

七月大歌舞伎 二代目松本白鸚・十代目松本幸四郎襲名披露 名を背負う責任感と気迫

「女殺油地獄」の与兵衛(松本幸四郎、奥)とお吉(市川猿之助)=松竹提供

 大阪松竹座で七月大歌舞伎が上演中。二代目松本白鸚、十代目松本幸四郎の襲名披露だ。

 昼の部は、傾城(片岡孝太郎)らが華やかに踊る「廓三番叟(くるわさんばそう)」で幕開け。次に、松王丸(中村又五郎)、梅王丸(中村鴈治郎)、桜丸(中村扇雀)らの「車引」が続き、祝祭気分が満ちたところで、「河内山(こうちやま)」となる。横暴な殿様の屋敷から腰元を取り戻すため、悪党ながら時に人助けもする河内山宗俊(白鸚)が、寛永寺の使僧に化けて乗り込む。白鸚は、品格ある僧からアウトローへの変化をあざやかに見せる。経験に磨かれた存在感、役者ぶりの大きさが宗俊の反骨を際立たせ、「ばかめ」と一喝して悠然と去る終幕に、胸がすく。最後の「勧進帳」では幸四郎が弁慶役に挑む。4年前、市川染五郎時代に初挑戦し…

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