熊本市民病院

移転再建中、小児循環器内科の存続を 先天性心疾患子供の家族の会 院長、前向きに検討 /熊本

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 熊本地震で被災し、移転再建工事が進む熊本市民病院(熊本市東区)について、先天性心疾患がある子供の家族でつくる「熊本の小児循環器医療の発展を願う会」(向井美奈子代表)は18日、市民病院の小児循環器内科の存続を求める要望書を高田明院長に提出した。

 市民病院は来秋の新病院開院を機に小児循環器内科を小児科に統合させる計画を打ち出している。

 向井代表ら親子20人が高田院長と面会。向井代表は熊本地震後、市民病院の診療体制が縮小し、県外の病院を頼らざるを得ないケースがあり、患者と家族の負担になっている現状を指摘。「小児循環器の専門医が近くにいることほど安心できる環境はない」と訴えた。別の患者家族の女性も「名称が廃止されることで小児科の中に循環器の専門医を置く理由がなくなるのではないか」と述べた。

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