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グーグルに制裁金5700億円 「アプリ競争妨害」

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 【ロンドン三沢耕平】欧州連合(EU)の欧州委員会は18日、米IT大手グーグルに対し、同社が提供するスマートフォン向け基本ソフト(OS)「アンドロイド」が独占的な地位を利用して競争を妨害しているとして、EU競争法(独占禁止法)違反で約43億4000万ユーロ(約5700億円)の制裁金支払いを科すと発表した。EUによる1社に対する制裁金としては過去最大額となる。

 欧州委は2015年にグーグルのアンドロイド事業についての調査を開始。アンドロイドは世界中に流通するスマホの8割以上に搭載されており、検索エンジンなどの同社のアプリ(応用ソフト)があらかじめインストールされている。欧州委は、グーグルが自社のアプリ搭載をメーカーに不当に要請しており、他社の開発アプリを利用しづらくする反競争的な行為にあたると判断した。

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