トランプ米大統領の保護主義的な政策で世界的な貿易戦争までもが心配されているというのに米国の株式市場は好調を続けている。どうも、従来の経済理論では説明しきれない事態が生じてきているようだ。
そこで気になるのが、今日、リカードの比較生産費説が成り立たなくなっているという説。昨年、話題になった「大不平等」という本で、著者のブランコ・ミラノビッチ教授が唱えている。比較生産費説の説明でリカードが使ったのは、英国とポルトガルのワインと布地の生産のケースだった。ワインと布地とどちらについてもポルトガルの方が生産費が安いとしても、英国における相対的な生産費(比較生産費)が…
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