特集

西日本豪雨

「平成最悪の豪雨被害」をもたらした西日本豪雨。広い範囲で土砂崩れや河川の氾濫が多発し、甚大な被害となった。

特集一覧

西日本豪雨

2警官、7人救い殉職 濁流から誘導 非番、私服で「一緒に逃げよう」

  • ブックマーク
  • メール
  • 印刷
捜索を見守る晋川尚人さんの父芳宏さん(右端)と弟賢也さん(右から2人目)=広島市安芸区矢野町で2018年7月16日午後、津村豊和撮影
捜索を見守る晋川尚人さんの父芳宏さん(右端)と弟賢也さん(右から2人目)=広島市安芸区矢野町で2018年7月16日午後、津村豊和撮影

 西日本豪雨のあった6日夜、広島県警呉署交通課の巡査長、山崎賢弘(かつひろ)さん(29)と晋川(しんかわ)尚人さん(28)は一緒に車で帰宅中に行方不明となり、17、18日に相次いで死亡が確認された。土砂崩れで立ち往生した他の車に避難を呼びかけ、7人の命を救いながら自分たちは流されて殉職した。遺体の捜索現場に通った家族は悲しみをこらえ、「誇りに思う」とその行動をたたえた。【隈元悠太、小山美砂】

 広島県などによると、2人は6日午後7時ごろ、署の勤務を終えて1台の車に乗って帰宅の途に就いた。普段使っていたとみられる公共交通機関が豪雨で使えず、他の署員の車を借りた。30分ほど後、広島市安芸区矢野町の県道で土砂崩れに遭遇し、前後の車に「呉署の警察官です」と声を掛け、降りて避難するよう呼びかけたという。

この記事は有料記事です。

残り977文字(全文1327文字)

あわせて読みたい

この記事の特集・連載
すべて見る

注目の特集