TPP

英国が参加意向 EU離脱の打撃軽減図る

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 【ロンドン三沢耕平】英国のフォックス国際貿易相は18日、ロンドン市内で講演し、英国が欧州連合(EU)を離脱した後に環太平洋パートナーシップ協定(TPP)への参加を目指す意向を表明した。最大の貿易相手であるEUからの離脱に伴う経済的なダメージを補う狙い。来年3月に離脱し、激変緩和の移行期間が終了する2020年12月末以降にTPP参加の準備を本格化させる。

 日本をはじめ11カ国が署名済みのTPPへの英国の参加意思については、これまで複数の英メディアが伝えていたが、閣僚が明確な意思表示をするのは初めて。メイ首相はこれまで離脱後にEU以外の第三国との「野心的な」自由貿易協定(FTA)を締結する方針を示しており、TPPはその戦略の中核となる。

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