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和歌山市で1998年に起きた毒物カレー事件は25日で発生から20年となる。夏祭り会場でカレーライスにヒ素を混入して4人を殺害したなどとして、殺人罪などで死刑が確定した林真須美死刑囚(56)は現在も無罪を訴えているが、再審請求は昨年3月に和歌山地裁で棄却された(大阪高裁に即時抗告中)。なぜ大切な家族が亡くなったのか。遺族は今もなお、深い苦悩と悲しみの中にいる。
「20年の節目は私たちには関係ない。憎しみも変わらない」。事件で犠牲になった谷中孝寿さん(当時64歳)の9歳下の弟(75)は声を絞り出した。
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