毒物カレー事件20年

「せめて真実を」遺族なお深い苦悩

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林容疑者夫婦宅周辺は多くの報道陣が押し寄せた=和歌山市園部で1998年10月4日午前5時30分、懸尾公治撮影
林容疑者夫婦宅周辺は多くの報道陣が押し寄せた=和歌山市園部で1998年10月4日午前5時30分、懸尾公治撮影

 和歌山市で1998年に起きた毒物カレー事件は25日で発生から20年となる。夏祭り会場でカレーライスにヒ素を混入して4人を殺害したなどとして、殺人罪などで死刑が確定した林真須美死刑囚(56)は現在も無罪を訴えているが、再審請求は昨年3月に和歌山地裁で棄却された(大阪高裁に即時抗告中)。なぜ大切な家族が亡くなったのか。遺族は今もなお、深い苦悩と悲しみの中にいる。

 「20年の節目は私たちには関係ない。憎しみも変わらない」。事件で犠牲になった谷中孝寿さん(当時64歳)の9歳下の弟(75)は声を絞り出した。

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