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名古屋・旧稲本楼

取り壊し 中村遊郭の面影、また姿消す

以前の旧稲本楼。中国風の立派な門と赤い壁が印象的だ=名古屋市中村区で2018年6月9日、黒尾透撮影

 名古屋市中村区にあった「中村遊郭」の面影を残す建物が取り壊されることになった。遊郭時代に「稲本楼」の名で営業した旧「料亭稲本」(同区日吉町)だ。建物は同市の都市景観重要建築物の指定を受けているが、今後解除される。歴史を感じさせる建物がまた一つ姿を消す。

 旧稲本楼は、遊郭ができた1923年建築の木造2階建て。べんがら塗りの赤い塀と、中国風の門が特徴だ。中村遊郭の旧娼家(しょうか)はロの字やコの字形の建物の中央に日本庭園を配置したものが多く、その特徴を残す。58年の売春防止法施行以降は料亭となり、近年は高齢者向けデイサービス施設として使われてきた。だが、老朽化が目立ち、…

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