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ストーリー

広島・被爆者の遺骨捜し(その2止) 一人で始めた発掘

宗英さんの弟・孝吉さん(右)から話を聞く嘉陽さん=沖縄県国頭村で2018年5月19日午後、寺岡俊撮影

 

 ◆広島・似島 100個の被爆者骨片

 高校卒業までほぼ東京で育った広島大大学院生、嘉陽礼文(かようれぶん)さん(40)=広島市南区=とヒロシマとの出会いは1992年6月、中学2年生の時の修学旅行だった。原爆ドーム(同市中区)の前を流れる元安川のほとりで、被爆による重いケロイドの治療のため渡米した「原爆乙女」の一人、山岡ミチコさん(故人)の証言を聞いた。山岡さんは生徒たちに、元安川が死者で埋め尽くされ、川底には今も遺骨や遺品が残っていると教えた。

 「僕の親戚も沖縄戦で亡くなり、骨も見つかっていないんです」。感銘を受けた嘉陽さんが川に入りたいと伝えると、山岡さんは「あなたなら見つけられるかもしれない。祈りながら探してごらんなさい」と後押ししてくれた。浅瀬に足を踏み入れ、川底を手で探った。ほどなく原爆で表面が溶けた瓦と一升瓶の底を見つけた。運命を感じ、「もう一度、広島に来ないといけない」と強く思った。これが今に至る活動の原点だ。

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