ライチョウ

原虫が成育に悪影響 感染防げば回復に期待

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ライチョイの顕微鏡写真=大阪府立大の松林誠准教授提供
ライチョイの顕微鏡写真=大阪府立大の松林誠准教授提供

 国の特別天然記念物で絶滅危惧種のニホンライチョウに寄生する原虫が、ひなの成育に悪影響を及ぼしている可能性があると、大阪府立大などの研究チームが発表した。うち1種は新種で、チームはラテン語風に「ライチョイ」と命名。原虫の感染や繁殖を防げれば、ライチョウの生息数回復につながると期待される。

 長野県などの高山帯に生息するライチョウは現在、2000羽以下に減少。1980年ごろには3000羽いたが、地球温暖化などの環境変化に加え、ひなが死ぬ率の高さが激減の要因とされる。

 チームは2006~07年と16~17年、北アルプスと南アルプスでライチョウのふんを採集し、原虫の感染状況を調べた。その結果、約34~58%の割合で2種類の原虫に感染していることを確認。そのうち直径約20マイクロメートル(マイクロは100万分の1)の1種類が新種と判明した。

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