パラオ

環境保護誓約求め 外国人は入国時に署名 制度半年、8万人拒否なし

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パスポートに押された「パラオ・プレッジ」(日本語版)のスタンプ。ほかに英語、中国語、韓国語版がある=駐日パラオ大使館提供
パスポートに押された「パラオ・プレッジ」(日本語版)のスタンプ。ほかに英語、中国語、韓国語版がある=駐日パラオ大使館提供

 「自然に消える以外の痕跡は残しません」--。外国人観光客による環境破壊が深刻な太平洋の島国パラオが、入国時に環境保護の誓約を求める制度「パラオ・プレッジ(誓約)」を始めた。開始半年で8万人以上が署名し、拒否した人はいない。観光と環境保護の両立は難しいが、専門家は「他の地域でも参考になる取り組みだ」と注目している。【荒木涼子】

 パラオ・プレッジは昨年12月に始まった。入国審査時に「客人として美しくユニークな島を保護することを誓います」などと書かれたスタンプをパスポートに押し、署名を求める。署名しないと入国できない。導入のきっかけは、外国人観光客の急増だ。チャーター便の増加や世界遺産登録によって2010年ごろからアジアを中心に観光客が増え、人口約2万人のパラオに年間約16万人(15年)が訪れるまでになった。ビーチでのごみ…

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