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イスラムが見る現代科学

神と火星と進化論/3 断食月入り、目視頼り 機械より自身で見聞き重要

 夕暮れ時、望遠鏡や双眼鏡を持った人々が砂漠の高台に集まっていた。エジプトの首都カイロ郊外にある国立天文地球物理学研究所の敷地内。5月15日、イスラム暦のラマダン(断食月)に入る時期を決める「月の満ち欠け」の観測が行われた。

 新月直後の細い月がうっすら見えれば翌日からラマダンが始まる。見えなければ翌々日からだ。「今日は見えない。おそらく明後日からだ」。天文学者のウサマ・アリ・ラハマさん(53)が望遠鏡から目を離してつぶやいた。この研究所を含め国内10カ所の観測結果がファトワ(宗教令)庁に報告され、決定が出る。ラハマさんの観測通り、今年は5月17日からラマダン入りした。

 病人や子供、妊婦などを除き、日の出前の黎明(れいめい)から日没まで飲食が禁じられるラマダンは聖典コーランに定められた最も神聖な月だ。イスラム暦の9番目の月で、毎年、西暦とはずれが生じる。

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