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第79期名人戦

渡辺明名人に斎藤慎太郎八段が初挑戦する第79期名人戦を特集します。棋譜中継は「棋譜・対局結果」からご覧いただけます。

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第77期名人戦A級順位戦 三浦弘行九段-阿久津主税八段 第2局の2

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阿久津の感性

 駒組みが続く中、三浦が戦端を切った。[先]3五歩までわずか15分で飛ばしている。「試してみたかった」という。前例は[先]及川拓馬六段-[後]澤田真吾六段戦(2017年・竜王戦)の1局のみ。結果は澤田六段の勝ち。つまり三浦は敗れた側をあえて持っているわけだ。

 阿久津は前例を知っていたらしい。間を置くように、ここで昼食休憩に入れた。再開後も前例手順をなぞっていく。[先]4五桂に対し、阿久津は37分で[後]3四銀。[後]4二銀の後退は一方的につぶされるリスクがあって指し切れないという。三浦は予定の行動とばかり、ほとんど時間を使わず指し進めていく。

 [先]6六歩の局面。阿久津の手が止まった。先手の狙いは7筋の桂頭攻めで、放置すると[先]7五歩[後]同歩[先]7四歩。よって後手は何か対策を講じる必要がある。前出の例は[後]6五歩と仕掛けた。これも立派な手段だが、阿久津の感性は「気が進まない」と否定した。具体的には[後]6五歩以下[先]7五歩[後]6六歩[先]2五歩[後]同歩[先]7四歩で後手自信なしという。

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