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語り継ぐ オウム事件と私

オウム事件と私/8止 社会が増長させた 元サンデー毎日編集長 牧太郎・毎日新聞客員編集委員(73)

牧太郎・毎日新聞客員編集委員=小林努撮影

 <1989年秋、サンデー毎日編集長として連載「オウム真理教の狂気」で教団を追及。最初のメディア報道だった>

 昭和天皇が亡くなりベルリンの壁が崩壊した年。イデオロギー対立が終わるような流れの中でタブーへの挑戦を掲げた時、読者から「オウム真理教という宗教団体に子供が入って帰ってこない」と訴えがありました。教団は「極限のお布施」を求め親の遺産も全部差し出せと説き、教祖の血を100万円で飲ませていた。でも、警察に相談すると「信教の自由だから何も言えない」と。タブーに挑戦しなければと思いました。

 <連載後、取材に協力した坂本堤弁護士一家がいなくなった。自身も狙われた>

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