都市対抗野球

石巻工からJR東海 伊勢選手「来年こそ」

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準々決勝の東京都・セガサミー戦をスタンドから見守る名古屋市・JR東海の伊勢千寛(右)=東京ドームで2018年7月22日、石塚誠撮影
準々決勝の東京都・セガサミー戦をスタンドから見守る名古屋市・JR東海の伊勢千寛(右)=東京ドームで2018年7月22日、石塚誠撮影

 第89回都市対抗野球大会の準々決勝で名古屋市・JR東海は東京都・セガサミーに敗れ、86年ぶりの4強を逃した。スタンドには今年加入した外野手、伊勢千寛(ちひろ)の姿があった。東日本大震災で祖父を亡くした悲しみを乗り越え、宮城県立石巻工高で春の甲子園に出てから6年。ベンチ入りはかなわなかったが「来年は自分も東京ドームでプレーする」と誓った。

 何かに導かれるように野球人生を送ってきた。震災は中学の卒業式の日。津波は石巻市で居酒屋を営んでいた大好きな祖父をのみ込んだ。車椅子の常連客を助けに向かう途中だった。自宅や親類の家も流された。「もう野球はできない」。そう両親に伝えると「やりたいことをやってほしい」と背中を押された。「高校の3年間だけ野球に打ち込み、就職しよう」と決めた。

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