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認知症

甲状腺検査を 似た症状、薬誤用も レセプト分析、3分の2未受診

 抗認知症薬を使う患者の約3分の2が、学会の診療ガイドラインで推奨されている甲状腺機能検査を受けていないとの調査結果を、医療経済研究機構のチームがまとめた。認知症の症状は甲状腺機能低下症でも表れ、その場合は適切に治療すれば回復が期待できる。検査を受けないと、改善が見込める病気を見逃して不要な薬が使われ続けることになり、チームは「医師は適切に鑑別してから薬を出すべきだ」と指摘する。

 国内の認知症患者は2012年の推計で約462万人。アルツハイマー病など治療が難しいものもあるが、海外のデータなどから、1割前後は甲状腺機能低下症などに伴う症状で回復可能とみられている。このため日本神経学会など複数の学会は、17年策定の認知症疾患診療指針で、認知症と診断した場合に甲状腺ホルモンなどを測定する機能検査の実施を推奨している。

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