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蔵書拝見

玉木雄一郎氏/下 「ブレア回顧録」 自己改革、野党こそ

 昨年11月に初めて党首(旧希望の党共同代表)になり、スマホを手放して読書する時間や、「何もしない時間」をむしろ増やした。同じ本でも読む時期で気づく点も違う。「ブレア回顧録」もそうだ。

 英労働党はブレア党首のもとで1997年に18年ぶりに政権を奪還した。保守党のサッチャー政権が輝いていた時代の裏側の労働党には興味を持っていた。いきなりブレア氏が出たのではなく、労働組合との関係見直しなどの絶えざる地道な自己改革の結果として政権に返り咲く。その過程が一人称で描かれている。

 党首・首相として悩み苦しみ心が揺れる状況を赤裸々に記し、リーダーしか感じない孤独や不安が正直に吐露されている。日本の党首討論が参考にした英議会の「クエスチョンタイム」は「首相在任中を通じ、最も神経をすり減らし、不安に駆られ、覇気を使い果たす経験だった」と表現される。時の首相がこれほどの緊張感を持って臨むような党首討論に変えていきたい。

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