オウム真理教

早川・新実元死刑囚 手記で謝罪と反省 死刑制度に疑問も 市民団体公表

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 オウム真理教による一連の事件に関与し、今月6日に死刑が執行された早川紀代秀元死刑囚(68)と新実智光元死刑囚(54)が、事件への反省と謝罪を手記で書き残していたことが明らかになった。市民団体「死刑廃止国際条約の批准を求めるフォーラム90」が25日付の会報で公表した。死刑制度への疑問も表明するなど、揺れる胸中をうかがわせている。

 早川元死刑囚は6月7日付の手記で、死刑制度について「国民が殺生のカルマ(業)を負うので、やめるべきと思います」と指摘。実行役の一人が無期懲役となった地下鉄サリン事件を念頭に「自分では一人も殺していない者が死刑で、自分で二人も殺している者が無期というのは、どうみても公正な裁判とは言えません」と判決に疑問を呈した。

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