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岐路の風景

絵本原画展の風 子供向けからアートへ 「ボローニャ展」移入

イタリア・ボローニャの絵本原画コンクールで注目され、人気絵本作家となった三浦太郎さん。最初に出した絵本『LE SUIS…」はスイスの出版社から刊行された。机手前の作品原画は初入選時の1枚=東京都内の自宅で、2018年6月29日、岸桂子撮影

 美術展で、老若男女が楽しめるジャンルの一つは絵本原画展だろう。特に夏休みを挟むこの季節は、全国の美術館で趣向を凝らした絵本原画展が開かれる。その始まりは40年前の1978年、兵庫県・西宮市大谷記念美術館(以下、大谷美術館)の「イタリア・ボローニャ国際絵本原画展」(以下、ボローニャ展)だ。その求心力の背景を考えようと、ゆかりの作家を訪ねた。【岸桂子】

 ボローニャ展は、伊ボローニャで64年から続く、子供の本専門の国際見本市に連動する公募展の入選作を紹介してきた。5枚1組のイラストを用意すればキャリアに関係なく応募できる。

 “本家”の企画変更によって内容が変わったことはあるが、各作家の入選作品を紹介するスタイルは定着。大谷美術館では阪神大震災と改修工事で開催できなかった3回をのぞいて原則継続してきた。東京・板橋区立美術館も81年から続けており(今年は改修工事のため別施設で開催中)、近年は両館を含む4~5館で巡回。全国に「ボローニャ展」の名は浸透した。

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