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金融庁は24日、野田聖子総務相の事務所による金融規制の説明要求に関連し、朝日新聞が同庁に情報公開請求した内容について、開示前に総務省を通じて野田氏に漏らしていたことを明らかにした。「危機管理のために情報を共有した」と説明している。【鳴海崇】
朝日新聞が公開を請求していたのは、野田氏の秘書が今年1月末に国会事務所で金融庁担当者と面会した際の記録。無登録で仮想通貨の交換業に携わった疑いで同庁の調査を受けていた企画会社の関係者が同席していた。請求は5月上旬に行われ、同月末に開示が決まった。
金融庁や野田氏によると、同庁の担当者が5月23日に総務省職員に対し、開示請求者名を伏せた資料を提供。口頭で請求者が朝日新聞であることを伝えた。総務省側から野田氏に当日中に報告された。金融庁は「閣僚に関する請求で、後に報道される可能性があるため情報を伝えた。情報公開法の趣旨に反する行為であり、深く反省している」とした。
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