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おはなしめぐり

新作「出発」で終戦直後を描く 小泉るみ子さん(68) 軍国少年の「再生」伝える

小泉るみ子さん=千葉県船橋市で2018年7月9日、塩田彩撮影

 絵本作家の小泉るみ子さん(68)は6月、第二次世界大戦直後を生きる少年を描いた絵本「出発--から草もようが行く」(新日本出版社)を出版した。戦時中のエピソードが多い戦争関連の絵本の中では、異色の作品だ。平和について考える機会が増える夏、手に取ってみてはどうだろう。【聞き手・塩田彩】

 この本は10年前、作家の宮川ひろさんから伺ったある少年のエピソードを基に描きました。海軍パイロットになるための訓練を受け、命を捨てる覚悟だった少年が、生き延びたことを後ろめたく思い、心の傷を抱えながら戦後の一歩を踏み出していく物語です。お話を伺ったときから、いつか本にしたいと思い続けていました。

 私自身は戦争を体験していないけれど、戦争の傷痕や空気が残る時代に育ちました。兵士として中国南方に配…

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